こんにちは、ガジェット好きの皆さん!今回は、Xiaomiから発売されている格安ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 6 Lite」を購入し、約1週間ほど使ってみたので、そのレビューをお届けします。公式価格が税込2480円という衝撃的な安さにもかかわらず、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込み機能を搭載しているこのイヤホン。果たしてその実力はどれほどのものなのか、音質や使い勝手、機能面を中心に詳しくお伝えします。
購入のきっかけと開封の印象
私がこのイヤホンを購入した理由は単純で、「安すぎて逆に気になる」という好奇心からでした。普段は5000円~1万円程度のミドルレンジのイヤホンを使うことが多いのですが、2480円でANC付きというのはあまりにも破格。Xiaomiはスマートフォンや家電でコスパの良さに定評があるメーカーなので、期待半分、不安半分でポチってみました。

届いたパッケージは非常にシンプル。コンパクトな箱にイヤホン本体(充電ケース付き)、交換用のイヤーピース(S/M/Lサイズ)、そしてマニュアルが入っていました。充電ケーブルは付属していないので、USB Type-Cケーブルを自分で用意する必要があります。私はすでにスマホ用のケーブルを持っていたので問題ありませんでしたが、初めてワイヤレスイヤホンを買う人は注意が必要かもしれません。

カラーはブルー、ホワイト、ブラックの3色展開で、僕はブラックを選択。ケースデザインがポップで可愛らしく、見た目にも好印象でした。

デザインと装着感
「Redmi Buds 6 Lite」のデザインは、いわゆるスティック型で、AppleのAirPodsを少し彷彿とさせる形状です。ただし、AirPodsよりも一回り大きく、ステム(棒の部分)が太めに感じます。本体は光沢のある仕上がりで、2480円とは思えないほどチープさはありません。ケースも同様に光沢感があり、手に持つとほどよい重さ(総重量47g)で安定感があります。


装着感については、カナル型イヤホンらしいしっかりとしたフィット感があります。付属のイヤーピースは柔らかすぎず硬すぎず、耳に押し込むタイプなので遮音性は高いです。ただ、僕の場合はデフォルトのMサイズだと少し圧迫感があったため、Sサイズに変えたところ快適になりました。長時間装着すると若干の疲れを感じるものの、通勤や軽い運動程度なら問題なく使えそうです。IP54の防滴防塵性能もあるので、汗や軽い雨にも対応できるのは嬉しいポイントです。

音質:価格以上の実力
音質は正直、2480円という価格を考えると期待していませんでした。しかし、実際に音楽を聴いてみると、驚くほどバランスの取れたサウンドに感動しました。搭載されている12.4mmのチタニウム製ドライバーは、低音から高音までしっかり鳴らしてくれます。特に低音は強くはないものの、輪郭がぼやけずキレが良い印象。J-PopやEDMのようなビートが効いた曲では、気持ちよく聴けるレベルです。
一方で、中音域はボーカルが埋もれずクリアに聞こえ、高音も刺さるような鋭さはありません。クラシックやアコースティック系の繊細な曲には向きませんが、カジュアルに音楽を楽しむには十分すぎるクオリティです。さらに、「Xiaomi Earbuds」アプリを使えば、イコライザーで「標準」「高音強化」「低音強化」「音声増強」から選べるほか、カスタム設定で細かく調整も可能。僕は「音声増強」を選ぶことで、ボーカルと低音のバランスがさらに好みになりました。AACコーデック対応なので、AndroidでもiPhoneでも安定した音質が楽しめるのもgoodです。


アクティブノイズキャンセリング(ANC)の実力
このイヤホンの目玉機能であるANC。最大40dBのノイズ低減を謳っていますが、実際の効果はどうでしょうか?試しに自宅でエアコンの音や外の車の騒音をバックに使ってみました。結果としては、「そこそこ効く」というのが正直な感想です。エアコンの低音域のノイズはほぼ聞こえなくなるほど抑えられ、静かな環境での音楽鑑賞が快適になりました。ただし、高音域のノイズ(例えば人の話し声やキーボードのタイピング音)はうっすら残ります。
ソニーの「WF-1000XM4」など高級モデルと比べると明らかに劣りますが、5000円クラスのANCイヤホンと同等かそれ以上の効果は感じました。電車内やカフェのような騒がしい場所では、周囲の音が完全に消えるわけではないものの、十分に集中できるレベル。2480円でこれだけのANCが得られるなら、コストパフォーマンスは抜群と言えるでしょう。ANCのON/OFFはイヤホンの長押しまたはアプリで切り替え可能です。
外音取り込み機能の使い勝手
外音取り込み機能も搭載されており、こちらはANCとは逆に周囲の音を聞きやすくするモードです。駅のアナウンスを聞くときや、誰かと会話したいときに便利そうだと試してみました。感想としては、「使えるけど少し人工的」。人の声はしっかり聞こえますが、高音域が強調されすぎてやや不自然に感じます。また、Xでのユーザー投稿によると、一部の方は「ピッピッピ」というノイズが発生するとの報告も。私もたまに小さなノイズを感じましたが、常時ではないので許容範囲内でした。
この機能はあくまで「おまけ」程度に考えるのが良さそうです。ANCと外音取り込みの切り替えはスムーズで、タッチ操作の反応もまずまず。アプリでジェスチャーをカスタマイズできるのも便利です。
バッテリーと接続性
バッテリー持続時間は、イヤホン単体で7時間、ケース併用で最大38時間とスペック表に記載されています。実際に音楽を連続再生してみたところ、音量50%で約7時間半持ち、ケース込みでほぼ公称値通りの結果に。急速充電にも対応しており、10分の充電で2時間再生可能なので、急いでいるときも安心です。
接続はBluetooth 5.3で非常に安定。Google Fast Pairに対応しているため、Androidスマホならケースを開けるだけでペアリングが完了します。iPhoneでも接続はスムーズで、途切れや遅延はほとんど感じませんでした。ただし、マルチポイント(複数デバイス同時接続)には非対応なので、スマホとPCを頻繁に切り替える人には不便かもしれません。
総評:2480円でこのクオリティは驚異的
「Redmi Buds 6 Lite」を1週間使ってみての総合的な感想は、「この価格でここまでできるのか!」という驚きに尽きます。音質はカジュアル用途に十分、ANCは実用的、外音取り込みも状況によっては便利。そして何より、2480円という圧倒的な安さ。確かに、高級イヤホンのような緻密な音質や強力なノイズキャンセリングは期待できませんが、普段使いや初めてのワイヤレスイヤホンとしては申し分ない性能です。
個人的には、通勤やランニング時のBGM用に最適だと感じました。消耗品として割り切って気軽に使うのもアリですし、子供へのプレゼントにもちょうどいい価格帯。もし不満があれば、もう少し上位モデルを検討するきっかけにもなる「入門機」としておすすめできます。
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結論
「安くて使えるイヤホン」を探しているなら、「Redmi Buds 6 Lite」は間違いなく選択肢に入るべき一品です。Xiaomiのコスパ戦略が炸裂したこのイヤホン、ぜひ一度手に取ってみてください。それでは、また次のレビューでお会いしましょう!
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