コロナ禍が収まらない中、2022年が始まりました。これから世界は日本はどうなっていくのでしょうか?
現在、インターネットでいろいろな情報を知ることができます。しかし、中には怪しげな内容もあります。
いったい何が真実なのか?
現在の状況から、これから何が起き、来るべき未来に向けて今何をしなければならないのか。
一番大切なのは自分で観察して分析していくことです。と言っても実際に現場を見るには限界があります。まずは公開されているナマのデータを分析していくこと。
国勢の調査結果は総務省統計局サイトで参照できる
日本の人口や世帯の実態は5年毎の国勢調査で調査されます。
調査の結果は総務省統計局サイトで公開されています。すべて無料で閲覧できます。
統計データはe-Startでダウンロードできる
調査された統計データは統計局の子サイトe-StartでExecl、csv形式でダウンロードすることができます。
年齢層別人口データをダウンロードしてみた
直近の日本の人口はどうなっているのか?
年齢層別人口データをダウンロードして、表にまとめてみました。
現時点で公開されている確定データは2021年7月時点のものです。
データを見ると、日本の総人口は1億2千5百万人。そのうち男性が6,110万人、女性が6,457万人で女性の方が3百万人ほど多いです。
しかし、男女比で女性が男性を上回るのは60~64歳層からで、0~54歳層までは男性の方が多いです。
年齢層別では45~49歳層の9,778万人、次いで70~74歳の9,670万人で、後者が第一次ベビーブームに生まれた層、前者がその子供の層で第二次ベビーブームと呼ばれる層です。
Excelで人口ピラミッドを作成してみる
上記の表を基にグラフを作成してみました。人口ピラミッドと呼ばれるグラフで、作り方はこちらのサイトを参考にさせていただきました。
人口ピラミッド
グラフにすると年齢層別の男女比が視覚的によくわかりますね。
年齢層別構成比をみる
今度は年齢層別構成比を見てみましょう。
構成比は年齢層人口÷総人口で求められますね。
黄色で塗り潰しているのは生産年齢人口層の構成比です。生産年齢人口とは生産活動の中心にいる人口層のことで、15~64歳と定義されています。
2021年7月時点のデータでは生産年齢人口は59.4%で全体の6割近くとなっています。2021年4月1日に改正された「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(高年齢者雇用安定法)では70歳までの就業機会の確保を事業主に求めていますので、65~69歳層も含めると65.7%まで増加します。
人口構成から読み解く現状とこれから
現時点では経済活動もまだ大丈夫かなと思いますが、これから先は不安材料が多いですね。
総務省が発表している「人口減少社会の到来」資料を見るとこれから先はしばらくは高齢化が進みやがて大きな人口減となります。
公開されているデータを使って、Excelでグラフを作成してみるとより理解できます。
データを見る限り、今後、総人口および生産年齢人口が減少していく見込みとなっています。さらに65歳以上人口は横ばいのため高齢化率が大きく上昇していきます。
このまま見込み通りに進んでしまうと、生産年齢人口が高齢者人口にまで減少してしまいます。出世率を上げるといっても、そもそも若い年齢層が減少しているので難しいですね。
生産年齢人口の年齢層を上げるしか手がないのかな?そのためにも健康年齢を上げる工夫が必要ですね。
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